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令和元年 第31週 ~RSウイルス感染症、レジオネラ症~

2019年08月09日

令和元年第31週(7月29日~8月4日)

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 増加」
 第31週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,734例であり、前週比12.1%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.55、3.45、1.70、1.41、1.14であった。
 感染性胃腸炎は前週比15%減の699例で、南河内6.75、中河内4.70、泉州4.10、北河内4.07、大阪 市西部3.80である。
 手足口病は前週比24%減の679例で、大阪市北部6.08、中河内4.45、北河内4.22であった。
 ヘルパンギーナは前週比12%減の335例で、大阪市北部3.15、北河内2.70、大阪市西部2.50である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比20%減の277例で、南河内2.56、北河内1.85、堺市1.84であっ た。
  RSウイルス感染症は前週比49%増の224例で、大阪市北部3.46、堺市2.00、大阪市南部1.56である。

【全数把握感染症】
「レジオネラ症」
  レジオネラ症は、レジオネラ・ニューモフィラ (Legionella pneumophila)を代表とするレジオネ ラ属菌による細菌感染症である。
土壌や水環境に、普 遍的に存在する菌である。人工環境(噴水等の水景 施設、ビル屋上に立つ冷却塔、ジャグジー、加湿器 等)や循環水を利用した風呂から発生したレジオネラ 属菌を含むエアロゾルを吸入することで感染する。
病型として肺炎と一過性で自然に改善するポンティアック熱がある。
ヒト-ヒト感染はない。
健常者も罹患するが、細胞 性免疫機能が低下している、乳幼児、高齢者など、喫 煙者、大酒家は重篤化する可能性が高い。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和元年8月8日更新)

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