能勢町予防接種情報提供サービス

2021年 第3週 ~RSウイルス感染症、新型コロナウイルス感染症~

2021年01月29日

2021年 第3週(1月18日~1月24日)

~新しい生活様式の実践~ マスク着用、身体的距離の確保、手洗い、3密の回避が重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 さらに増加」

 第3週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は940例であり、前週比33.7%増であった。
前年同週比では43.8%減(2020年 第3週1,672例)であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん・RSウイルス感染症、咽頭結膜熱の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.95、0.55、0.39、0.22であった。
 感染性胃腸炎は前週比26%増の579例で、中河内5.60、大阪市南部4.47、北河内4.46、南河内4.06、大阪市西部2.40である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比20%増の107例で、泉州1.40、中河内0.85、北河内0.77であった。
 RSウイルス感染症は前週比130%増の76例で、大阪市北部1.64、大阪市南部1.41、大阪市東部0.73であった。
 咽頭結膜熱は前週比105%増の43例で、泉州0.65、北河内0.42、中河内0.25である。

 インフルエンザは2例で、定点あたり報告数は0.01であり、昨年同週に比し著減した(2020年 第3週 5,569例)。


~新型コロナウイルス感染症~  基本的な予防(マスク着用、身体的距離の確保、手洗い、3密の回避)の徹底を
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認された。
世界保健機関(WHO)は、2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」、3月11日に「世界的大流行(パンデミック)」を宣言した。
日本では、2月1日に指定・検疫感染症に指定された。
 11月以降、報告数、および、重症病床使用率が増加し、12月4日、非常事態(赤色)が点灯した。
2021年1月14日、大阪府に対し、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき緊急事態宣言が発出された。
 主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(通常 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈する。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、マスク着用、身体的距離の確保、手洗い、3密(密閉、密集、密接)の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
>>詳細はこちら


【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年1月28日更新)

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