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令和元年 第38週 ~RSウイルス感染症~

2019年09月27日

令和元年第38週(9月16日~9月22)

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 やや減少」

 第38週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,499例であり、前週比13.8%減であった。
定点あたり報 告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病、ヘルパンギー ナの 順で、定点あたり報告数はそれぞれ4.25、3.50、1.43、1.22、0.67であった。
 RSウイルス感染症は前週比5%減の832例で、大阪市北部8.15、大阪市西部7.00、南河内6.56、北河内4.85、堺 市4.68である。
 感染性胃腸炎は前週比8%減の685例で、南河内6.31、中河内5.10、泉州3.65であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比25%減の281例で、北河内2.44、南河内1.94、大阪市西部1.78である。
 手足口病は前週比8%減の239例で、南河内2.38、三島1.94、大阪市北部1.69であった。
 ヘルパンギーナは前週比35%減の132例で、豊能1.18、大阪市北部1.08、三島1.00である。
 インフルエンザは10%増の115例で、定点あたり報告数は0.38であった。大阪市西部1.43、三島0.54、豊能・大阪市北 部0.53、中河内0.32で、今後も注意を要する。

【全数把握感染症】
「デング熱

 デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒 介されるデングウイルスの感染症である。
比較的軽症型のデン グ熱と、重症型のデング出血熱がある。熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国、アフリカで見られ、全世界で年間約1億人がデング熱を発症する。
海外渡航 で感染し国内で発症する例(輸入症例)が増加しつつあり、 2014年の夏季には輸入症例により持ち込まれたと考えられる ウイルスにより、150例以上の国内流行が発生した。
感染すると、3~7日程度の潜伏期間の後、38~40℃の急激な発熱 を発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛が出現する。
2~7日 で解熱し、解熱とともに発疹が現れることがある。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和元年9月26日更新)

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