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平成29年 第29週〜夏型感染症 ピーク越えか〜

2017年07月28日

平成29年・29週(7月17日~7月23日)

【定点把握感染症】
「夏型感染症 ピーク越えか」
第 29 週は前週比 18.1%減の 4,524 例の報告があった。
報告の第 1 位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 11.9、3.9、1.9、1.9、1.0 である。
手足口病は前週比 17%減の 2,378 例となり、南河内 18.6、大阪市西部 15.3、大阪市北部 15.0、北河内 13.6 であった。
感染性胃腸炎は 27%減の 778 例で、中河内 8.3、北河内 5.0、南河内 4.8 の順である。
ヘルパンギーナは 20%減の 386 例で、大阪市西部 4.2、北河内 3.2、大阪市北部 3.1 であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 23%減の 370 例で、南河内 2.8、中河内 2.5、豊能 2.2、三島 2.1 である。
RSウイルス感染症は 35%増の 190 例で、大阪市北部 2.0、北河内 1.9、大阪市西部 1.4 であった。


【全数把握感染症】
〜デング熱〜
デング熱は、ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。比較的軽症型のデング熱と、重症型のデング出血熱がある。
熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国、アフリカで見られ、全世界で年間約 1 億人がデング熱を発症する。海外渡航で感染し国内で発症する例(輸入症例)が増加しつつあり、2014 年の夏季には輸入症例により持ち込まれたと考えられるウイルスにより、150 例以上の国内流行が発生した。
感染すると、3~7 日程度の潜伏期間の後、38~40℃の急激な発熱を発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛が出現する。2~7 日で解熱し、解熱とともに発疹が現れることがある。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年7月27日更新)

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