能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第28週〜手足口病、レジオネラ症〜

2017年07月21日

平成29年・28週(7月10日~7月16日)

【定点把握感染症】
「手足口病 流行拡大」
第 28 週は前週比 14.9%増の 5,522 例の報告があった。
報告の第 1 位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 14.4、5.3、2.4、2.4、0.7 である。
手足口病は前週比 31%増の 2,874 例とさらに増加し、南河内 22.1 を筆頭に北河内 17.3、大阪市北部17.0 と続く。
大阪市東部を除くすべてのブロックで定点あたり 10 を超えている。
感染性胃腸炎は 7%減の 1,064 例で、中河内 9.9、南河内 8.8、北河内 7.7 の順であった。
ヘルパンギーナは 56%増の 480 例で、9 ブロックで増加した。大阪市北部 5.4、泉州 3.0、北河内 2.9である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 18%減の 478 例で、三島 3.8、豊能 3.2、中河内 3.0 であった。
RSウイルス感染症は 135%増の 141 例で、大阪市北部 1.9、北河内 1.3、南河内 1.2 である。


【全数把握感染症】
~レジオネラ症 ~
レジオネラ症は、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症である。
土壌や水環境に、普遍的に存在する菌である。
人工環境(噴水等の水景施設、ビル屋上に立つ冷却塔、ジャグジー、加湿器等)や循環水を利用した風呂から発生した、レジオネラ属菌を含むエアロゾルを吸入することで感染する。ヒト-ヒト感染はない。
健常者も罹患するが、細胞性免疫機能が低下している、乳幼児、高齢者など抵抗力の弱い人、喫煙者、大酒家は、重篤化する可能性が高い。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
感染症の話(国立感染症研究所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年7月20日更新)

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