能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第23週〜手足口病、後天性免疫不全症候群 〜

2017年06月16日

平成29年・23週(6月5日~6月11日)

【定点把握感染症】
「手足口病 さらに増加」
第 23 週は前週比 6.8%増の 3,625 例の報告があった。
報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.5、3.7、3.5、0.9、0.7 であった。
感染性胃腸炎は前週比 1%減の 1,501 例で、中河内 10.7、泉州 10.2、南河内 9.9 の順である。
手足口病は前週比 24%増の 741 例で、大阪市北部 6.4、北河内 5.6、中河内 5.1 であった。
3 ブロックで警報レベル開始基準値 5 を超えた。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 4%増の 703 例で、泉州・中河内・南河内 4.6 である。
咽頭結膜熱は 2%増の 189 例で、中河内 1.7、大阪市南部・南河内 1.4 であった。
ヘルパンギーナは 52%増の 140 例で、北河内 1.4、大阪市北部 1.1、豊能・大阪市西部 1.0 であった。

【全数把握感染症】
~後天性免疫不全症候群 ~
後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす疾患です。適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こします。
近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となって来ました。日本国内では、日本国籍男性を中心に、同性間性的接触による感染例が多い傾向にあります。毎年、新規 HIV 感染者と新規 AIDS 患者合計、約 1500 人が報告されています。予防のための普及啓発、早期発見・早期治療に向けた対策が望まれています。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年6月15日更新)

≪戻る