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平成29年 第24週〜夏型感染症、腸管出血性大腸菌感染症 〜

2017年06月23日

平成29年・24週(6月12日~6月18日)

【定点把握感染症】
「夏型感染症 増加」
第 24 週は前週比 11.6%増の 4,045 例の報告があった。報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 8.5、4.4、3.7、1.0、0.9 であった。
感染性胃腸炎は前週比 13%増の 1,695 例で、南河内 13.5、中河内 12.1、泉州 11.0 の順である。
手足口病は 20%増の 888 例で、大阪市北部 6.5、南河内 5.8、北河内 5.7、中河内 5.6 であり、これら4 ブロックで警報レベル開始基準値 5 を超えている。コクサッキーウイルス A6 が主に検出されている。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 6%増の 743 例で、中河内 5.7、大阪市西部 4.5、三島 4.4 と続く。
咽頭結膜熱は 7%増の 203 例で、大阪市南部 2.3、大阪市東部 1.8、中河内 1.7 であった。
ヘルパンギーナは 23%増の 172 例で、大阪市北部 1.8、北河内 1.4、豊能 1.1 である。


【全数把握感染症】
~腸管出血性大腸菌感染症 ~
腸管出血性大腸菌感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する大腸菌で、代表的なものは O(オー)157、O26、
O111 がある。汚染飲食物を介する経口感染がほとんどで、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こす場合がある。
3-5 日の潜伏期をおいて、激しい腹痛を伴う頻回の水様便の後に、血便となる(出血性大腸炎)。
発熱は軽度で、多くは 37 ℃台である。有症者の 6-7%では、発症数日後から 2 週間以内に、重症の溶血性尿毒症症候群を発症する。


【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年6月22日更新)

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