能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第26週〜手足口病、梅毒〜

2017年07月07日

平成29年・26週(6月26日~7月2日)

【定点把握感染症】
「手足口病 警報レベル超える」
第 26 週は前週並みの 4,062 例の報告があった。
報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 6.8、6.5、3.1、1.1、0.8 である。
感染性胃腸炎は前週比 18%減の 1,354 例で、南河内 11.9、中河内 10.5、北河内 8.4 の順であった。
手足口病は 36%増の 1,309 例で、南河内 10.8、大阪市西部 8.0、大阪市北部 7.8 であり、大阪市東部以外のブロックで警報レベル開始基準値 5 を超えている。
コクサッキーウイルスA6とエンテロウイルス71が主に検出されている。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 14%減の 610 例で、三島 4.5、南河内 4.1、豊能 3.7 と続く。
ヘルパンギーナは 22%増の 226 例で、大阪市西部 2.3、北河内 2.1、大阪市北部 1.8 である。
咽頭結膜熱は 11%減の 151 例で、大阪市南部 1.2、中河内 1.1、北河内 1.0 であった。


【全数把握感染症】
~梅毒~
国内の梅毒の感染者は、2010 年より増加傾向にあり、2017 年は 2016 年を上回る勢いで報告されている。
感染症法施行された 1999 年以降、最も多く報告されている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗生物質の服用で治癒が期待できる。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
感染症の話(国立感染症研究所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年7月6日更新)

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