能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第27週〜手足口病、レジオネラ症〜

2017年07月14日

平成29年・27週(7月3日~7月9日)

今週のコメント
~ 手足口病 ~ 警報レベル超え続く。手洗いの励行と排泄物の適切な処理を

【定点把握感染症】
「手足口病 大幅な増加続く」
第 27 週は前週比 18.3%増の 4,804 例の報告があった。
報告の第 1 位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 11.0、5.7、2.9、1.5、0.7 である。
手足口病は前週より 67%増の 2,190 例と大幅な増加が続いており、南河内 16.7、大阪市北部 12.4、泉州 11.7 の順であった。
大阪府内の全てのブロックで警報レベル開始基準値 5 を超えている。
主に検出されているウイルスはコクサッキーウイルスA6である。
感染性胃腸炎は前週比 16%減の 1,142 例で、南河内 11.4、中河内 9.2、北河内 6.6 の順であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 4%減の 586 例で、三島 4.3、南河内 3.9、中河内 3.7 と続く。
ヘルパンギーナは 36%増の 308 例で、大阪市北部 3.4、泉州 1.9、豊能 1.7 である。
咽頭結膜熱は 4%減の 145 例で、大阪市南部 1.9、中河内 1.1、三島・大阪市北部 0.9 であった。

【全数把握感染症】
~侵襲性肺炎球菌感染症~
侵襲性肺炎球菌感染症は、感染症法上、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)による感染症のうち、この菌が髄液又は血液等の無菌部位から検出された感染症のことをいう。
髄膜炎、菌血症を伴う肺炎、敗血症などが特に問題とされており、小児および高齢者を中心に患者報告がある。
抗菌薬が有効であるが、近年薬剤耐性菌も多く報告されている。
侵襲性肺炎球菌感染症の予防にはワクチンの接種が有効である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
感染症の話(国立感染症研究所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年7月13日更新)

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