能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第22週〜手足口病、侵襲性肺炎球菌感染症〜

2017年06月09日

平成29年・22週(5月29日~6月4日)

【定点把握感染症】
「手足口病 増加続く」
第 22 週は前週比 2.5%減の 3,393 例の報告があった。報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶
血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病、咽頭結膜熱、突発性発しんの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.5、3.4、3.0、0.9、0.6 であった。
感染性胃腸炎は前週比 7%減の 1,509 例で、南河内 12.0、泉州 11.1、中河内 9.9 の順である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比 6%減の 679 例で、南河内・中河内 4.9、泉州 4.7、大阪市西部 3.9 であった。
手足口病は 32%増の 600 例で、北河内 4.9、中河内 3.7、大阪市北部 3.6、南河内 3.4、大阪市南部3.3、大阪市東部 3.1 と続く。
咽頭結膜熱は 17%減の 186 例で、大阪市南部 1.7、中河内 1.6、北河内 1.2 であった。


【全数把握感染症】
~侵襲性肺炎球菌感染症 ~
侵襲性肺炎球菌感染症は、感染症法上、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)による感染症のうち、この菌が髄液又は血液等の無菌部位から検出された感染症のことをいいます。
髄膜炎、菌血症を伴う肺炎、敗血症などが特に問題とされており、小児および高齢者を中心に患者報告があります。
抗菌薬が有効ですが、近年耐性菌も多く報告されています。
侵襲性肺炎球菌感染症の予防にはワクチンの接種が有効です。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年6月8日更新)

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