能勢町予防接種情報提供サービス

平成29年 第25週〜感染性胃腸炎、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱 〜

2017年06月30日

平成29年・25週(6月19日~6月25日)

【定点把握感染症】
「手足口病 さらに増加」
第 25 週は前週並みの 4,042 例の報告があった。
報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 8.3、4.8、3.5、0.9、0.9 であった。
感染性胃腸炎は前週比 3%減の 1,652 例で、中河内 12.4、南河内 11.9、北河内 11.1 の順である。
手足口病は 8%増の 962 例で、北河内 8.6、南河内 7.4、中河内 5.4、大阪市北部 5.3 であり、これら4 ブロックで警報レベル開始基準値 5 を超えている。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 5%減の 707 例で、三島 4.8、南河内 4.3、中河内・泉州 4.0 と続く。
ヘルパンギーナは 8%増の 185 例で、大阪市北部 2.9、大阪市東部・豊能 1.1 である。
咽頭結膜熱は 16%減の 170 例で、中河内 1.7、大阪市南部 1.1、泉州 1.0 であった。


【全数把握感染症】
~カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症~
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症は、カルバペネム系抗菌薬および広域β-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称である。
広域β-ラクタム系抗菌薬以外に、他の抗菌薬にも耐性であること、カルバペネム耐性遺伝子がプラスミドの伝達により複数の菌種に拡散していくことから、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。
米国では、この 10 年間に、CRE の菌種全般の検出数は、4 倍に増加しており、国際的に発生動向が注視されている。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年6月29日更新)

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