2017年10月13日

平成29年 40週(10月2日~10月8日)

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 減少するも依然流行」
第 40 週は前週比 3.2%減の 1,867 例の報告があった。
報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、RS ウイルス感染症、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病、突発性発しんの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 3.0、2.3、1.6、0.7、0.5 である。
感染性胃腸炎は前週比 1%増の 606 例で、南河内 5.0、中河内 4.6、泉州 3.4 であった。
RS ウイルス感染症は 4%減の 453 例の報告があった。大阪市北部 4.1、南河内 4.0、泉州 3.0、大阪市西部2.9、中河内 2.5 と続く。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 10%減の 328 例で、豊能 2.7、三島 2.6、中河内 2.2 である。
手足口病は 11%減の 135 例で、北河内 1.3、中河内 1.1 であった。
インフルエンザは 104%増の 88 例、定点あたり 0.3 であった。

【全数把握感染症】
「梅毒」
国内の梅毒の感染者は、2010 年より増加傾向にあり、2017 年は 2016 年を上回る勢いで報告されている。
感染症法施行された 1999 年以降、最も多く報告されている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗生物質の服用で治癒が期待できる。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年10月12日更新)