2017年10月27日
平成29年 42週(10月16日~10月22日)
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症、減少続く 」
第 42 週は前週比 7.5%減の 1,691 例の報告があった。
・報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RS ウイルス感染症、手足口病、突発性発しんの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 3.0、1.6、1.3、0.7、0.5 であった。
・感染性胃腸炎は前週比 6%増の 609 例で、北河内・南河内 4.7、中河内 4.6 の順である。
・A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週並みの 314 例で、豊能 2.8、南河内 2.4、中河内 2.1 であった。
・RS ウイルス感染症は 25%減の 266 例で、南河内・大阪市北部 2.1、泉州 1.8 である。
・手足口病は 40%減の 137 例で、中河内 1.1、南河内・北河内 0.9 の順であった。
【全数把握感染症】
「デング熱 」
デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。
比較的軽症型のデング熱と、重症型のデング出血熱がある。
熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国、アフリカで見られ、全世界で年間約 1 億人がデング熱を発症する。
海外渡航で感染し国内で発症する例(輸入症例)が増加しつつあり、2014 年の夏季には輸入症例により持ち込まれたと考えられるウイルスにより、150 例以上の国内流行が発生した。
感染すると、3~7 日程度の潜伏期間の後、38~40℃の急激な発熱を発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛が出現する。
2~7 日で解熱し、解熱とともに発疹が現れることがある。
【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年10月26日更新)